あなたの良い上司の条件、悪い上司の条件とは?

あなたの良い上司の条件、悪い上司の条件とは?

会社に入社すると必ず最初は部下として働きます。
その部下もいつかは上司になって、後輩に指導をするのは当然のことです。
そして、いずれ、上司と部下の関係でいろんな問題が起こります。
当然私もそうでした。今になっては上司が悪いのか、私がわるいのかはわかりませんが。。

もちろん、職能や個性、適性などに寄って、理想の上司・部下は変わるので一概には言えませんが、行動指針として会社の価値観を定義すべきなのでは、と思ったりもします。
特に、上司の定義は、非常に大事なことなのではないでしょうか。会社として推奨する上司像が定義されていれば、新米上司も、まずはそれを基準にすることができます。部下も、上司の言動を、上司の目線から理解することができるようになります。
会社の規模を大きくしても、会社の強みや仕事のやりやすさを失わないために、私たちの会社なりの理想の上司像を個人的に整理してみました。

良い手本となってくれる

良い上司は時間に正確です。たまに部下が遅刻したとしても説教したりしませんが、自分はきちんと時間通りに来ます。正しい教えの通り実践しているのです。良い上司は会社のリソースをムダにしません。電気はこまめに消し、ドアを開けたらきちんと閉めます。

それに、何をするにも穏やかに微笑みながら、誰に対しても敬意を払い、心を鷲づかみにされます。そんな素敵な上司がいたら、絶滅危惧種ものです。



社員の噂話をしない

部下や同僚の悪口を言っているのを聞いたことがありません。何か間違ったことがあれば、会議中に堂々とみんなの前で問題提起します。部屋のドアは常に開いています。良い上司は、噂話やゴシップを信じません。言いたいことがあればみんなの前で言います。

部下の話を聞く

そんなの当たり前だと思いますか? ほとんどの上司は、自分が部下の話を聞きたいと思った時に聞きます。
良い上司は、部下が話したいと思った時も話を聞きます。何もくだらないバカみたいな話に全部付き合わなければならないと言っているのではありません。
良い上司は、いい話を選り分ける能力があるのです。

面白いアイデアを送ったり、ミーティングをして欲しいと頼んだら、間違いなく部下の話をしっかりと聞いてくれます。
改善点や上司本人の意見や経験を伝えてくれます。
上司に聞いてもらってよかったと常に思えるのが、良い上司の特徴です。



部下の成長に心から興味を示す

部下が迷っていたり、意見を求めている場合は、導くために最善を尽くします。長年の豊かな経験から、正しい道へと戻してくれます。

たとえば部下が起業することになり、その会社が軌道に乗って利益を出すまでは、自分の元で働かせて、起業当初にはありがちな経済的な不安定さを回避させた上司の話を聞いたことがあります。そのような上司はもはやメンターとも言えます。

趣味を追及している

良い上司というのは、多忙のなかでもきちんと時間をつくり、情熱をもって取り組んでいるものがあります。読書、ランニング、スポーツ、ゲームなど、仕事がどんなに忙しい時期でもやっています。そして、そこから何かを学んでいるのです。どんな状況でも楽しみを追求できる趣味があるというのは、覚悟や責任感、献身があるという証拠でもあります。

自分や趣味に対してそれだけのことができるというのは、仕事や責任に対しても同じように覚悟や責任を持てるということでもあります。良い上司はその方法を知っているので、部下はそこから学ぶものがあると思います。



仕事とプライベートは分けている

良い上司は、家庭で起こったことに対する感情を仕事に持ち込みません。逆もまた然りです。スイッチをオフにしたり、状況に応じて気持ちを切り替えたりする方法を心得ていて、家に帰れば家庭モードになります。仕事をしている時は、非常事態でもない限りは、完全に会社モードです。

ワークライフバランスをうまく保っています。仕事でもプライベートでも、自分がやらなければならないことに最大限時間をあてます。間違いなくやるだけの価値があることに対してです。

正直である

常に正直だということではありません。しかし、良い上司は賢い上司でもあります。賢い人は、いつも正直であることがベストとは限らないことを知っています。部下に対してなど、必要なところではもちろん正直に接しますし、些細なことで嘘をついたりせず、率直に話します。歯に衣着せない方がいいと信じています。

気に入った部下でも(良い上司はえこひいきはしませんが)、失敗をしたら遠慮なく叱ります。また、もっと適した方法があると思ったら、遠慮なく指導します。

いい上司というのは、完璧な上司だと言っているのではありません。実際、完璧な上司は矛盾していることがよくあります。完璧ではないけれど、完璧に近く、すばらしい、周囲に愛される人です。そのすばらしさが見極められない人には嫌われますが。しかし、ほとんどそんなことはありません。そういうすばらしい上司に出会ったら、その人から何かを学ぶまで、離れてはいけません。

個人的主観が非常に強いのですが、以上、理想的な上司を書かせていただきました。
こんな理想的な上司になりたかった…。
まさに後悔先に立たずです。

まだまだ未来ある若者は上記を踏まえ是非実践していただきたいものです。

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